会津の人々からの招待状

〜あなたに届ける会津の想い〜

恵みの土地、喜多方で生みだされる、美酒と美食の饗宴

喜多方市に酒蔵を構える大和川酒造店。

寛政2年(1790年)に創業し、世界を視野に本物を追求し挑戦し続ける、福島県を代表する酒造の一つである。

徹底した管理と品質向上を追求した自社農園による「田んぼからの酒造り」や、高い技術を以て一気通貫で醸造する飯豊蔵。そして、酒蔵の見学を通じて酒造りの歴史や文化を伝承する北方風土館。

今回は、北方風土館で新たに販売するペアリングコースについて、企画を担当された専務の佐藤雅一さんにお話を伺った。

 

春夏秋冬。四季の魅力が際立つ喜多方の美しさ

佐藤さんは、現在の会長である佐藤彌右衛門さんの息子で、喜多方で生まれ育った。

東京の大学へ行き、その後IT企業のディレクターなどの職を経て、Uターンで喜多方に戻ってきた。

喜多方といえば、日本三大ラーメンにも名を連ねる喜多方ラーメンの発祥地として有名だ。今ではラーメンを目当てに多くの観光客が訪れるが、喜多方の魅力はラーメンだけではない。

「喜多方の魅力は、四季の特徴がはっきりしていて強烈なところですね。夏はめちゃくちゃ暑くて、冬はめちゃくちゃ寒い。春の桜は名物になるほど美しく、秋は農産物、特にお米が、本当に美味しく育ちます。」

佐藤さんも、一度東京に出たからこそ、改めて気づく地元の良さがあったそうだ。

蔵のまち。ラーメンのまち。これからは"日本酒のまち"に

喜多方は美味しい米が育つ条件が揃っている。

東の磐梯山、北西の飯豊連峰など、四方を山に囲まれた喜多方は、寒暖差の大きな盆地気候が特徴だ。また、飯豊山の豊富な伏流水にも恵まれている。

米作りに最適な気候条件と豊富な名水により、美味しい日本酒や、みそ、醤油などの醸造文化も栄えてきた。

喜多方市は対人口比の清酒醸造蔵の数が、日本でもトップクラスである。

「喜多方市民は酒飲みが多い」と話す佐藤さんに、大和川酒造店の特徴を聞いたところ、「うちの社員は特に酒飲みが多いんじゃないかな」と笑いながら話す。

地元民からも愛され続ける喜多方の酒。「昔は蔵のまち、今ではラーメンのまちとして有名だが、これからは日本酒のまちとしても有名になってほしい」と想いを語った。

飲み比べコースを通じて伝えたい想い

これから販売を開始する

「~酒蔵の特別な一室でたのしく飲める~ 日本酒初心者のための入門飲み比べコース」
「~厳選した美酒と地元シェフの饗宴~ 酒好きのための特別飲み比べコース」

これらのプランの魅力とは何か、佐藤さんに伺った。

「今回つくったコースは、喜多方の良さを味わってもらうための機会にできたらと思っています。喜多方の酒はもちろん、地元の食材にこだわり、地元のお店とも試行錯誤しながら企画した酒の肴メニューにも注目です。」

喜多方市の、豊かな土地の恵みをぎゅっと凝縮した飲み比べコース。ぜひ一度味わいに来てみてほしい。